予防治療に対する思い
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僕が歯科学生時代に大きな衝撃を受けた事の1つに、「むし歯を削った方が歯の寿命が縮む事がある」という統計データでした。スウェーデンの齲蝕学の教授から教わったものです。
「じゃあ、自分が毎日学んでいるのは一体何なんだ」
悶々としていた時、大学の恩師の先生に、「ちゃんと削らない治療というのがあるんだよ」ということ教わりました。そこから予防歯科をしたいという思いが強く募り、現在に至ります。
歯を抜いたり削ったりされたい人なんていないはずです。歯科医師になって10年を超えましたが、やはり家族にできる医療行為をしたいという気持ちは今も変わりません。
もちろん歯を削る治療が必要なことはありますが、その前にすることが、実はたくさんあります。